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飯塚事件の再審をもとめる福岡の会

本会は、「本件において被告人と犯行との結び付けを証明する直接証拠は存在せず、情況証拠によっても証明することのできる個々の状況事実は、そのどれを検討してみても、単独で被告人を犯人と断定することができないのである。」(福岡地裁判決・1999年9月)にもかかわらず、久間三千年さんに死刑を宣告し、刑を執行した(2008年10月)、飯塚事件の再審をひらき、死刑判決の見直しをもとめることを目的とし、2022年5月28日に結成しました。

飯塚事件とは

1992年2月、福岡県飯塚市で小学1年生の女児2人が登校途中に行方不明となり、八丁峠の山中で遺体となって発見されました。

 

​1994年9月、警察はDNAが一致したとして、女児と同じ校区に住んでいた久間三千年さんを逮捕。久間さんは一貫して無罪を主張しましたが、福岡地裁は1999年9月、DNA鑑定に加えて情況証拠を積み上げて死刑判決をくだし、その後、2006年9月最高裁で確定しました。そして、2008年10月に死刑が執行されました。現在、第二次再審請求中です。

この間に、死刑判決の柱であったDNA鑑定の信用性はなくなり、また、八丁峠での目撃供述の信用性など死刑判決に対する「合理的な疑い」は残されています。「合理的な疑い」は再審で証拠によって明らかにされなければなりません。

2022年4月23日、NHKBS1が、「正義の行方~飯塚事件・30年後の迷宮 死刑に処された人物は真犯人だったのか?」と特集番組を放送するなど、久間さんを犯人とする直接証拠のない死刑判決に関心が高まっています。

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