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ご遺族の声

久間三千年は無実です。

私達家族の幸せは、平凡な生活の中にあり、夫の優しさ思いやりは、日々の生活の中に満ちあふれていました。

夫は、一方的に犯人扱いされ逮捕、起訴され、裁判にかけられました。

夫は、終始一貫して無実を訴え続けてきました。私達家族は、夫を疑ったこともなく、理不尽な仕打ちを受けながらも夫が生かされていることだけを心のよりどころとして、耐え続けてきました。

平成20年10月28日突然の死刑執行に目の前が真っ暗になり、何も考えられなく途方に暮れました。

無実を訴え続ける夫に殺人の汚名を着せて、命までも奪う国の仕打ちがあるとは、思ってもみませんでした。

無実を訴え続け命までも奪われた夫の無念を晴らし名誉を回復するために再審請求をしました。

しかし、最高裁での特別抗告も棄却されました。令和3年7月9日に第二次再審請求をしました。

どうしてなのでしょうか。

終始一貫して無実を訴えている者の再度の審理は無理なのでしょうか。

誰にでも裁判を受ける権利は平等にあるべきです。無茶なことを言っているのではなく、裁判が間違っているからやり直して欲しいと願っているだけです。公平な裁判を受ける権利さえも与えられないのでしょうか。

検察はすべての証拠を開示していません。DNA鑑定においても資料を紛失した。処分したなどと言っていますが、まだ開示されていない証拠が絶対にあります。

人の命を奪っておいて理由を曖昧にしないで下さい。すべての証拠を開示して、裁判所に法の原則に従って正しい判断をして欲しいと望みます。

どうか、皆様方のお力添えをよろしくお願い致します。

いつ、どんな時でも、一人の人間が公平公正な裁きを受けられることを心から望んでいます。

​令和4年5月28日

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