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飯塚事件の再審をもとめる福岡の会

本会は、「本件において被告人と犯行との結び付けを証明する直接証拠は存在せず、情況証拠によっても証明することのできる個々の状況事実は、そのどれを検討してみても、単独で被告人を犯人と断定することができないのである。」(福岡地裁判決・1999年9)にもかかわらず、久間三千年さんに死刑を宣告し、刑を執行した(2008年10月)、飯塚事件の再審をひらき、死刑判決の見直しをもとめることを目的とし、2022年5月28日に結成しました。それまで、「準備会」として​、八兆峠など死刑判決の検証をすすめてきましたが、これからは「会」として「再審をもとめる」運動をすすめていきます。

今年は、1992年の事件発生から30年目です。NHKが「死刑執行された人物は真犯人か?」のサブタイトルで飯塚事件を特集したように、死刑判決に対する「合理的疑問」は社会的に根深く、真実を求める声は今も大きなものがあります。時間は経過していますが「会」を結成して、飯塚事件の真実をもとめる世論をさらに広げ、再審で久間さんの冤罪を晴らす運動をすすめます。当面、事件・判決学習会、再審を求める署名に取り組みます。

福岡県弁護士会館で開かれた結成総会では、清水信之準備会代表が、結成に至る経過と会則、及び世話人の提案があり承認されました。承認された会則、世話人、会計監査は以下のとおりです。

これまでの主な活動

2021年 9月20日 八丁峠現地調査 10人 準備会結成

2021年11月12日 八丁峠現地調査 3人

2021年11月30日 八丁峠現地調査 6人

2022年 1月22日 八丁峠市民見学会 30人

 同日         飯塚事件を考える市民集会 30人

2022年 5月28日 飯塚事件の再審をもとめる市民集会 43人​

 同日         飯塚事件の再審をもとめる福岡の会 結成 35人

会則

1 目的

​​ 本会は、「本件において被告人と犯行との結び付けを証明する直接証拠は存在せず、情15況証拠によっても証明することのできる個々の状況事実は、そのどれを検討してみても、単独で被告人を犯人と断定することができないのである。」(福岡地裁判決・1999年9月)にもかかわらず、久間三千年さんに死刑を宣告し、刑を執行した(2008年10月)、飯塚事件の再審をひらき、死刑判決の見直しをもとめることを目的とします。

​2 名称と事務局

 ①名称 「飯塚事件の再審をもとめる福岡の会」とします。

     略称を 飯塚事件の再審をもとめる会 とします。

 ②所在地(事務局) 福岡市中央区大名2-2-51 第一吉田ビル403

3 会員

 本会は、目的に賛同する個人で構成します。

​4 運動(事業)

 本会の目的を達成するために以下の活動をおこないます。

①再審をもとめる裁判所への要請など

②死刑判決と事件の学習会、宣伝や署名活動、ニュースの発行など

③他の再審をもとめる事件や再審法改正をもとめる諸団体との共同行動

④その他、目的の達成に必要な活動

5 会の運営と役員

①年に1回総会をひらき、活動方針と決算、予算の決定と世話人若干名と会計監査2名を選出します。

②日常の運営は世話人で行います。総会、世話人会は多数決で運営します。

③世話人会のなかから代表1名を選出します。

 ・世話人会のもとに事務局を置きます。

6 財政

①本会の財政は、会費と寄付金でまかないます。

 ・会費は1口1000円とします。口数は任意とします。

②会計年度は、6月1日(初年度は5月28日)から翌年5月31日まで

7 附則

①本会の設立日は、2022年5月28日です。

②この会則は2022年5月28日の設立日から施行します。

◆総会で選出された世話人と会計監査

  • 代表世話人:清水 信之

  • 世 話 人:綾 正博、名取 妙子、藤嶋 厚、鵜沼 武夫、横田 律子、小松 泰輝

  • 会 計 監 査 :河野 よう子、米田 徹

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